2011年4月13日水曜日

日本に来てください。自粛なんかするな!

先週香港に行きましたが、飛行機が空席だらけでびっくりしました。
海外からの渡航客が激減している理由に、原発を恐れてのこと以上に旅行を自粛していることが多くを占めているようです。
その気持ちは分からなくもないが、日本のことを思っていただけるならばどんどん来ていただいてどんどんお金を落としてくださいと言いたい。

海外の方々だけでなく、日本人にも同じことが言えます。

酒を飲んだりすることを控えるというのは、サービス業を衰退させることとなります。飲みに行くほうは遊びでも、そこで働く人にとっては仕事なのです。
これは演劇やスポーツにもすべて当てはまることです。すべての仕事が経済活動を伴うのです。

今一番大切なことは、被災しなかった人は今までの倍働いて、倍の経済活動をしなければならないという空気をつくることだと思います。

2011年4月8日金曜日

相撲協会、上手過ぎる

相撲協会としては八百長問題に世間が納得する処分を行う必要がありました。
しかも、処分した相手から訴えられないか、訴えられたとしても確実に勝訴できるようにしなければなりませんでした。
そこで、23人に出した処分内容が「引退勧告」でした。あくまでも勧めているいる訳です。これを受けて、「自主的に」引退届けを提出すれば訴える権利を失うこととなります。
しかしながら、拒否すれば解雇となり退職金を得ることが出来ません。
相撲協会は、事実はともかくとしてこれを飲むだろうと読んだわけです。
案の定、一人を除いて22人が従いました。
谷川親方だけが、後で訴訟を起こせる行動を取りました。22人と彼のどちらが賢明であったかはそれぞれの立場が異なるのでなんとも言えません。
ただ、協会は上手いなあと感心させられました。
税務署も実は同じ手を使ってきます。
納税者自らの意志で申告を修正する「修正申告」を税務調査では勧めてきます。
これに応じさせておけば、後から不服を申し立てたり裁判を起こしたりされないからです。
どうしても納得が出来ないときは、修正申告に応じずに「更正処分」されないといけません。
この場合は司法の場で争うことも可能となります。