2012年4月4日水曜日

保険会社の商品

保険会社の販売している商品には同じ特徴があります。
この特徴は商品によりません。死亡保障や医療保障のような保障商品でも終身保険や養老保険のような貯蓄性の保険でも個人年金でも同じです。
また、保険会社にもよりません。日本の保険会社でも外資系でも海外でも同じです。

それは、当初の保険料の多くの部分が売る側のコミッションに回るということです。
加入者が支払う保険料は保障や貯蓄に回る純保険料と、保険会社の事業費に回る付加保険料の合計で決められています。
この事業費(ほとんどが代理店や募集人のコミッション)に特に一年目の掛け金(保険料)の多くが回されるのです。

誤解していただきたくないので申し上げますが、だから保険会社の売っている商品が悪い訳ではないのです。
世界中の保険会社の商品は同じ特徴があり、売る側の熱心な理由を理解しておくことが大切なのです。

人海戦術で展開するには売る側に多大な収益がないと経費倒れとなります。
ですから、保険会社の商品が売る側に高収益なのは悪いことではないのです。
そうでないと、加入者が商品情報を知ることが出来ないからです。

世の中には買う側には大変いい商品なのだが、売る側にメリットがないから普及していないものやサービスもあるのですから。

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