2014年7月8日火曜日

個人型確定拠出年金③

一昨年の秋まで円高が続きました。


円高というのは、円の価値が高くなるいうことなので、物価が下がるデフレとなり円資産は膨らみました。

ところが、野田政権崩壊からは円安が進行しました。
1$=75円から105円に最大約4割も円安になりました。

1$=75円の時は、100万円の資産価値は13,333$もありました。

それが、1$=100円になったことで、同じ100万円が10,000$の資産価値に下がったことになります。


これが日本人が一番わかっていない所なのです。


1$=75円の時にドルに替えとけば三割以上も儲かったのに。
という外貨を持つリターンについては殆どの日本人が理解を示します。


しかしながら、1$=75円の時に外貨に替えなかったから三割以上も損をした。
という外貨を持たないリスクをわからないのです。


外貨を持って、円安になれば殖える(リターンを得る)。
円高で目減りするのが、外貨を持つ為替リスク。


一方、外貨を持たずに円高になれば円資産は膨らむ(リターン)。
円安になれば目減りするのが、外貨を持たない為替リスク。


外貨を持つ為替リスクは分かっていても、外貨を持たない為替リスクを理解していないのが日本人という島国人種の特徴なのです。


日本人は、円がすべてであり、世界が日本を中心に回っているという天動説のような感覚が何処かにあるからなのでしょう。


話が脱線しましたので元に戻します。

目の前に100万円があるとします。
この100万円の資産価値を減らさない(=資産保全)ためにはどうすればいいでしょうか?


全部ドルに替える?
そんなことをして、万が一ドル安になればどうなりますか?


続きはまた次回。

0 件のコメント: